• COMMENT

    熱心な音楽リスナーになって30年弱。

    部屋のCD&レコード棚も綺麗に整頓されジャンル分け出来る程の量になったのですが、いつからか自宅の部屋で聴く音楽と、ステージの上で表現する音楽を分けて考える自分がいる事に気づきました。

     

    2016年夏にメンバー3人になって初めてのアルバム「Out Of Blue」をリリースしました。

    その製作過程は、その整理整頓された自分のCD&レコード棚を一度ぐちゃぐちゃにひっくり返して、その中から本当に大好きな音だけを取り出し、ジャンルという仕切りのない、真新しい棚に並べるような作業でした。

    そして、そこに、見事にジャンルも年代もバラバラの音楽が並んだ時、物凄く腑に落ちたと同時に、今回のイベントのアイデアを思いつきました。

     

    誰の目も気にせず自分が好きな音楽を全肯定する、「音楽があって良かったなぁ、、」

    そんな当たり前の事を始めます。

     

    GOING UNDER GROUND 松本素生

  • LIVE

     

    2017.2.25(sat)

    「全方位全肯定 vol.3」

    GOING 􏰀UNDER􏰁 GROUND

    w/􏰂􏰂スカート,Homecomings

    渋谷Milkyway

    OPEN 17:30/START 18:00

    ADV ¥3,500 DOOR ¥4,000

     

    -Ticket Sales Date-

    1.21(sat)

    ローソンチケット http://l-tike.com/

    イープラス http://eplus.jp/

     

     

    2017.1.24(tue)

    「全方位全肯定 vol.2」

    GOING 􏰀UNDER􏰁 GROUND

    w/􏰂􏰂銀杏BOYZ

    恵比寿リキッドルーム

    OPEN 18:00/START 19:00

    ADV ¥4,000

     

    -Ticket Pre Sales Date-

    SUNSET CLUB(FC)

    11.02(wed)22:00〜11.13(sun)23:00

    Official website

    11.02(wed)22:00〜11.13(sun)23:00

    https://goingunderground.tokyo/

    V􏰄INT􏰂AGE TICKET

    11.17(thu)12:00〜11.25(fri)23:00

    ゼロチケ

    12.8(thu)12:00〜

     

    -Ticket Sales Date-

    12.24(sat)

    チケットぴあ 0570-02-9999 314-683

    ローソンチケット 0570-084-003 71406

    イープラス http://eplus.jp/sys/main.jsp

     

    主催 V􏰄INT􏰂AGE 􏰁ROCK std.

    企画 1994 Co.,Ltd.

    制作 AIR􏰁 FLAG Inc

    問い合わせ V􏰄INT􏰂AGE 􏰁ROCK std.

    03-3770-6900 (Weekday 12:00〜17:00)

     

    2016.12.21(wed)

    「全方位全肯定 vol.1」

    GOING 􏰀UNDER􏰁 GROUND

    w/􏰂􏰂THE COLLECTORS

    代官山UNIT

    OPEN 19:00/START 19:30

    ADV ¥4,000

     

    -Ticket Pre Sales Date-

    SUNSET CLUB(FC)

    9.20(tue)18:00〜9.30(fri)23:00

    Official website

    https://goingunderground.tokyo/

     

    -Ticket Sales Date-

    11.05(sat)

    チケットぴあ 0570-02-9999

    ローソンチケット 0570-084-003

    イープラス http://eplus.jp/sys/main.jsp

     

    主催 V􏰄INT􏰂AGE 􏰁ROCK std.

    企画 1994 Co.,Ltd.

    制作 AIR􏰁 FLAG Inc

    問い合わせ V􏰄INT􏰂AGE 􏰁ROCK std.

    03-3770-6900 (Weekday 12:00〜17:00)

  • SPECIAL MOVIE

    全方位全肯定vol.2 特別対談「中野にて」

  • SPECIAL TALK

     

    今年の年末からマンスリー企画としてスタートする、GOING UNDER GROUND presents 「全方位全肯定」。これまでにバンド、音楽家が活動・パフォームしていく場として、野外音楽フェス、ショーケース等々、数多なるイベントが乱立する昨今、他のイベントの試みとは何処が異なるのか。共演となるバンドのセレクトの着眼点は何処にあるのか。主催となるGOING UNDER GROUNDのメンバーと、GOINGメンバーが「恩人」と敬い、イベント第一発目の共演となるザ・コレクターズのギタリスト・古市コータロー氏を迎え、イベントとしての在り方、2バンドに於けるストーリーと親和を掘り下げるテキストとなった。

     

    全方位全肯定と銘打ってるイベントですが、ザックリとコータローさんに趣旨を伝えてみてください。

     

     

    松本「えーっと。まず第一に、結構俺ら、似たり寄ったりのところでライブやることが多くて。イベントも含め。」

     

     

    古市「うんうん。」

     

     

     

    松本「で、吉祥寺にある(※1)ココナッツディスクというお店がありまして。」

     

     

    古市「ブクロの店には行くけど、吉祥寺は行ったことないかも。」

     

     

    松本「そのお店、家から近いこともあって、よく行くんですよ。そこには中古盤も勿論あるんですが、今のインディーシーンのバンドの音源も幅広く扱ってて。特に吉祥寺店は。」

     

     

    古市「へえ〜。」

     

     

    松本「面白いバンドの音源がたくさんあって。買って聴いてみて、それらの音と出会っていく中でぼんやり思ってたんですけど、こうなんていうか、日本の音楽シーンというか、この国でロックやるならこういう活動でしょ、っていういわゆる王道的、様式美的な部分とはある種、真逆なイベントにしたいなあと思ってて。勿論コレクターズとも対バンするんだけど、有名無名問わず自分らが面白いなあと思うバンドと対バンしていくことで、そんな中で全部アリじゃんって、遊びに来た人たちに思ってもらいたいなぁ、と。自分んちのCD棚に当たり前に並んでいるような音を活動にフィードバックしていきたいといいますか。」

     

     

    古市「なるほど。」

     

     

    松本「一言で音楽が好きって言っても、いろんなタイプのリスナーが居て。例えば今フェスに行く人たちと、そうじゃない人たちって結構くっきり分かれているじゃないですか?」

     

     

    古市「ああ、うん。」

     

     

    松本「なんかそういうんじゃなくて、みんなハッピーでいいじゃないっていう。それをやりたかったんですよね。あと対バン形式は、御相手が良いライブをしていると、やっぱり触発されて燃えるんですよね(笑)。」

     

     

    前にコレクターズとGOINGは( ※ 2)「BABY! 国道17号を飛ばしてきたぜ!」っていうイベントをやってましたよね?

     

     

    松本「はい。誘ってもらって。」

     

     

    古市「あれはウチの加藤くんとGOINGのメンバーが、田舎に帰るルートが一緒ってことがキッカケで始まったイベントだったんだよね。」

     

     

    ああ、そうか、加藤さんとGOINGメンバーは同郷ですもんね。

     

     

    石原「そうそうそう。」

     

     

    古市「その道沿いには、我々お馴染みの(※3)くるまやラーメンも在り、そういう青春な道路だったんだよね?」

     

     

    松本「そうです。でもその17号の延長上にこのイベントは無くて。完全にこれは裏テーマなんですが、去年一年、GOING UNDER GROUNDという船が沈むのか、目的地に着けるのかわからない時に、一番励まされたというか、助けられた人たちへのお礼参りっていうのもあるんですよね、個人的には。」

     

     

    古市「これずっと続いてくの?」

     

     

    松本「めちゃめちゃ続けていきますよ!」

     

     

    古市「そうか、なるほど。」

     

     

    松本「一発目がコレクターズで、次の二発目が銀杏BOYZっていうのは決まってて。三発目は一世代下のインディーでやっている若いバンドとやる予定です。それこそ場所もメンツも都度変えていきます。」

     

     

    新ためて、コレクターズを一発目で誘った理由とかはあるんですか?

     

     

    中澤「そりゃあもう、御礼を言うタイミングとしてベストなんで!(笑)年内中にそれは言うというか、やっておかなければならないことのひとつですから、これは!」

     

     

    石原「うちらが色々大変だった時、一番コータローさんと加藤さんに相談に乗って頂いてて。」

     

     

    松本「コレクターズから始めないと、俺たち、何も始まっていかないんですよ!(笑)それくらい思い入れとこだわりがあって。」

     

     

    中澤「その通り。」

     

     

    松本「あんなにもリアルドキュメントで、我々の過渡期を見ててくれたのってコータローさんと加藤さんしか居ないもん。」

     

     

    石原「そうだよねー。会う度に心配して頂いて。(しみじみ)」

     

     

    松本「現場や街で会うたびに(加藤さんの口調を真似て)おい、お前ら、どうなってんだよ〜?って。(笑)ありがたかったなあ。」

     

     

    中澤「あの時って、コータローさんから見て実際、こいつらもうヤベえかなあって思っていたんですか?」

     

     

    古市「いや、それはお前らの気持ち次第だな、って思ってたよ。バンドがちゃんと固まってたら絶対乗り越えられる事だし。」

     

     

    松本「ああ….!」

     

     

    古市「バンドの中で信頼関係が無くなっている状態で、ってのは辛いだろうけどさ。まあ、そこは心配してなかったよね、正直。」

     

     

    松本「こいつら、なんとかなるだろう、と。」

     

     

    古市「うん。そこはやっぱ桶川ブラッドでいくだろうと。」

     

     

    中澤「でた!名言!桶川ブラッド!(笑)」

     

     

    松本「コレクターズって、全然世代は違うんですけど、コータローさんとツルませてもらうようになったのも含めて、結構その、ウチらの浮き沈みも全部見てもらってましたもんね。」

     

     

    古市「そうだね。」

     

     

    松本「いい時も悪い時も見てもらってて。これって稀な例で、逆に同世代のバンドでも、ここまで繋がっているバンドっていない気がするなあ。そういう意味で第一回目は絶対コレクターズって決めてました。」

     

     

    逆にその、GOINGが勢いづいているときの記憶って、コータローさんの中にありますか?

     

     

    古市「あるよ。ある日さ、俺、中華屋で定食喰いながら新聞読んでたらさ、GOINGベスト発売!ってデカい記事になってたからね!」

     

     

    その頃はもう既に知り合ってる頃ですよね?

     

     

    古市「そうそう。すげえなあって。こいつらは割と早い頃に売れていったからね。だからそん時思ったのはさ、地元の仲間で組んでるじゃん、バンドを。」

     

     

    松本「はい。」

     

     

    古市「だから他の同級生とか、お前らの成功していく様を見ていて、羨ましく感じてるんだろうな〜って思ってたなー。俺も憧れたもん、そういうの。」

     

     

    松本「コータローさんもバンド始めた時、当時の地元の仲間と共に行きたいなってヴィジョンはあったんですか?」

     

     

    古市「俺は地元(目白)で組んでないからね、最初から。(※ 4)北上の頃は最初はあったかな。でもダメだったね。当時北上で組んでたバンドでは無理だった。」

     

    コータローさんの (※ 5)自伝でも触れていると思うのですが、北上から地元の東京に戻って、加藤さんがやっていた(※6)BIKEのライブを観に行ったことからコレクターズの始まりですよね?

     

     

    古市「そうそう。初めはさ、BIKE目当てではなくて、知り合いのバンドを観に行ったんだよね。そしたらBIKEが出てて。」

     

     

    松本「その頃は、コータローさんは東京でバンドを組んでいたんですか?」

     

     

    古市「その頃は北上で組んでたバンドも崩壊して、ちょうどMODS文化とかが好きになっていた頃でさ、3ピースバンドをやってたね。」

     

     

    中澤「加藤さんとは別のところでMODSバンドをやっていたんすね!」

     

     

    古市「そうそう。もうさ、別にMODSが好きでもなんでもない連中にさ、無理やりスーツ着させて演ってた(笑)。で、ボーカル見つかるまで俺がやるわ、とかなんとか言ってさ。」

     

     

    松本「あ、コータローさん、ボーカルだったんですか!?」

     

     

    古市「そうだよ。ギターと。」

     

     

    中澤「聴いてみたい!音源!」

     

     

    古市「全然良くねえよ!(笑)」

     

     

    一同「爆笑」

     

     

    古市「でも全部1stのソロにその頃の曲は全部入れた。」

     

     

    一同「へー!」

     

     

    松本「意外と、この俺たちの世代で、コレクターズと、なんていうか、付かず離れずみたいなバンドって他にはいないなと思ってて。」

     

     

    古市「そうだね。」

     

     

    松本「最初のきっかけはナカザとか(※7)よういっさんだからね。」

     

     

    中澤「今も昔も、俺なんてただのファンだから。知り合う前から只々チケット買って、ライブ行きまくってました!」

     

     

    松本「それ俺もよ(笑)。入り口は中学んときだよね。俺は初めて買ったのが(※8)Attack of mushroom people!ってコンピ。何しろMODSになりたかったから(笑)。」

     

     

    中澤「もう、これさえ聴いておけば!って思ってた。」

     

     

    松本「うん。ブルーハーツが好きだったからね。」

     

     

    古市「ブルーハーツの(※9)前身バンドがMODSだったって情報は埼玉には行ってたの?」

     

     

    松本「いや、入ってきてなかったです。」

     

     

    古市「だよね。」

     

     

    松本「でもAttack of mushroom people!から入っているって、清く正しい道じゃないですか?(笑)道筋として。」

     

     

    古市「そうだね。」

     

     

    松本「で、ブルーハーツ好きになって文脈やルーツを探っていくと元々はMODSだったってことがわかって。日本でいわゆるThat’s MODSバンド!といえば、って探していたらコレクターズの名前が浮上してきたんです。」

     

     

    中澤「そうそう!」

     

     

    松本「で、当時”ますや”っていうCDショップが地元にあって。その頃1500円シリーズありましたよね?」

     

     

    一同「あー、はいはい!ナツい!」

     

     

    松本「あのシリーズで1stを買う、という。なんだこれーってなりました。そっからです。」

     

     

    中澤「そう、それで一回学園祭のライブを観に行ったんです。」

     

     

    松本「行ったねー!」

     

     

    中澤「(※10)エレクトリック・グラスバルーンってバンドと一緒に出ていて。」

     

     

    古市「ここの近所であったやつね(池袋)。」

     

     

    一同「大正大学。」

     

     

    古市「1997年ね。」

     

     

    中澤「そうです。それが初ライブ体験で、コレクターズの。俺、そっから他のライブも片っ端から行ってました。」

     

     

    松本「もう、超ライブ行ってた。」

     

     

    中澤「追っかけですね、もう。」

     

     

    古市「そのエレグラと一緒に出た後、朝まで飲んでたなー、池袋で(笑)。あの頃まだ若かったから。」

     

     

    松本「加藤さんこうやって出てきたもんね(腕を広げて上を向くジェスチャー)。」

     

     

    中澤「デカっ!て思った(笑)。」

     

     

    古市「マジで?(笑)その頃お前ら20歳くらい?」

     

     

    中澤「あの頃は18歳くらいですね。」

     

    石さんはどうだったの?初体験。この二人がワーワー騒いでるのを見て。

     

     

    石原「俺は(※11)HERE TODAYをナカザから借りて。んでスゲー良かったから買って。ナカザの影響が大きかったかなあ。(※12)Living Four Kicksってライブ盤も買ってMDに落として聴いてた。」

     

     

    松本「あの加藤さんの”踊れるスペースはあるのかい?”ってMCね!俺らも真似してよく取り入れてたよね(笑)。」

     

     

    石原「当時まんまライブでやって、スベったよねー(笑)」

     

     

    古市「踊れるスペースはあるのかい….(苦笑)」

     

     

    松本「あれはシビれた。全方位全肯定でそのMC復刻するわ(笑)」

     

     

    石原「いいね(笑)しかしナカザとしょっちゅう行ってたよね、新宿にあった頃のリキッドルームとか。」

     

     

    古市「あの頃は、しょっちゅう演ってたからね。」

     

     

    その時はまだ知り合ってはいなかったんだね。

     

     

    中澤「そうそう。」

     

     

    古市「ああ、初めて一緒にライブ演った頃はまだインディーの頃でしょ?」

     

     

    中澤「そうです。(※13)下北の251ですかね?」

     

     

    松本「いや、あれだよ。一緒にライブをしたのが福岡が初めてだよ。山笠ロックナイトっていうイベントで。」

     

     

    古市「あー、あれか!」

     

     

    松本「あの例の、俺らが〇〇〇〇〇ってバンドと大揉めした、あのイベントです(笑)」

     

     

    古市「あー、例のあの事件、あん時だったんだ!(笑)」

     

     

    一同「爆笑」

     

     

    松本「それも相まって、忘れもしない1999年です(笑)。俺らがイベンターさんの口利きで、前座みたいな枠を貰って。そん時初めて同じライブハウスに出て。」

     

     

    古市「(※14)Logosだよね。」

     

     

    松本「そうです。で、挨拶しようと思って、楽屋をコンコンとノックしたんですけど、どなたもおらず、で。只々ユニオンジャックのジャケットがハンガーに吊るされてあったという(笑)」

     

     

    石原「あったあった(笑)。」

     

     

    松本「で、俺、その加藤さんのユニオンジャックのジャケットを、内緒で勝手に着て、写真撮ったりして(笑)」

     

     

    古市「(笑)」

     

     

    中澤「で、その福岡が終わって、コレクターズが屋台で打ち上げやってる、ってのを耳にして、その屋台に向かったんだよね。」

     

     

    松本「これが初めてのコンタクトだよね。」

     

     

    石原「ライブ終わりの屋台で、コレクターズの皆さんは全員スーツ姿で。」

     

     

    松本「加藤さんとコータローさん、凄いデカイじゃないですか。もう屋台が、それはそれは小さく見えて。」

     

     

    石原「正直、めちゃくちゃ怖かったです…..!」

     

     

    松本「加藤さんなんか、屋台からはみ出してて(笑)コータローさんはもうご機嫌に飲んでて。凄えビビってたんですけど、コータローさんがニコニコしていたんで、洋一と、まず突破口はコータローさんからだ!つって。」

     

     

    古市「(笑)」

     

     

    松本「もうコータローさんという名の関所が今開いているから、時は来た!と。(笑)で、入り込んで今日はありがとうございました!って挨拶して。」

     

     

    中澤「そうそうそうそう!(笑)」

     

     

    松本「そしたらコータローさんが、”おう、なんだよなんだよ” って迎え入れてくれて。そしたら、 ”加藤くん、こいつらGOING UNDER GROUND、俺たちのことすごい好きみたいでファンなんだって” って紹介してくれて。」

     

     

    古市「そうだっけ?(笑)」

     

     

    松本「ヌッと加藤さんが振り返って、超〜そっ気なく、 ”あ?ああ。ま、とりあえず頑張れよ”ってボソッと言ったんですよねぇ。」

     

     

    古市「爆笑」

     

     

    松本「あの頃はまだ加藤さんもお酒止める前でしたよね。」

     

     

    古市「あー、そっかあ、あの頃の加藤くん、まだ飲んでんだ。」

     

     

    松本「加藤さんの目力、忘れらんねえなあ(笑)」

     

     

    中澤「うん、二人のオーラと威圧が凄かった記憶しかない。」

     

     

    古市「全然覚えていない(笑)」

     

     

    中澤「で、そのあと自分らの下北の企画にダメ元で誘わせて頂いて。それが251だね。」

     

     

    松本「青春生き残りゲームって名前のイベントで。出てくれないだろうなーと思ってたら、トップバッターだったら出てもいいって返事が来て。」

     

     

    古市「終わらせてすぐ飲みたいからね(笑)あん時、打ち上げやったよね?」

     

     

    松本「やりました。あの時、俺、コータローさんに怒られましたもん(笑)251で鍋が用意されてて。そしたらコータローさんが鍋を作ってくれて。海苔とか散らしてて。オジヤだったかな?で、もう俺とか腹減りすぎてるから、スッと横から箸を伸ばしたら、バシッ!って手叩かれて(笑)。バカッ、お前、何やってんだよ!って(笑)。」

     

     

    古市「うん、その打ち上げはよく覚えてるよ。(※15)ウエケンも居たよね?」

     

     

    松本「居ました。」

     

     

    古市「ライブも覚えているよ。加藤くんも”こいつら上手いじゃん”って言ってた。」

     

     

    一同「マジっすか!上手じゃんって言ってたんすか!?」

     

     

    古市「うん、言ってたよ。楽屋から見えるからさ。」

     

     

    一同「それは初耳です!!」

     

    コータローさんは、初めてGOINGのライブ観た時、どう思いましたか?

     

     

    古市「まー、こういうルックスのボーカルのバンドってあんま無かったからさ。」

     

     

    一同「爆笑」

     

     

    古市「まず80年代には居なかったねえ(笑)でも、変わってていいなと思ったよ。当時の(※16)曽我部現象じゃないけどさ、素生の声が優しかったしね。」

     

     

    中澤「2000年くらいですかね。メジャーデビュー前だ。」

     

     

    松本「俺、そん時で未だに忘れられないんが、加藤さんが、青春生き残りゲームってタイトルのイベントだったじゃないですか。で、加藤さんMCで、”いやあ…凄い、まさに青春生き残りゲーム….つったんすよねぇ。」

     

     

    一同「ガハハハハハッ!」

     

     

    古市「意味がわかんない(笑)」

     

     

    松本「(真似しながら)まさに青春生き残りゲーム….!」

     

     

    中澤「それ思ってないやつじゃん(笑)」

     

     

    松本「もう僕なんかはそれ以外、内容が圧倒的すぎて全く覚えてないんすよ。」

     

     

    古市「俺も自分らのライブ記憶にない。」

     

     

    松本「あの頃ってコレクターズのバンド事情、厳しい時ですか?」

     

     

    古市「2000年?あん時は厳しくないよ。前の事務所だから。ただ、その事務所から給料下げたいんだよね、っていう空気が漂っている厳しさはあったかなー(笑)。」

     

     

    松本「あ、だから加藤さんの、”まさに青春生き残りゲーム….”っていうのはそれも効いていたのかもすね(笑)」

     

     

    石原「あー、なるほど….!」

     

     

    古市「そう、あの頃から、もうここ辞めて次考えようぜって話はしてたのよね。」

     

     

    松本「加藤さん、それは寝込む前ですか?」

     

     

    古市「そう、寝込む前。事務所潰れたと同時に寝込んだ(笑)。」

     

     

    松本「でもさ、俺たちさ、就職していないようなもんだからさ、結局。遊んで暮らしてるようなもんだから。それが急に遊んで暮らせなくなるかもしれないってなるとアレですよね….。」

     

     

    古市「まあねー。」

     

     

    松本「そん時は俺らにも洋一がいた頃で、あいつが営業部隊みたいな感じだったんで、いち早くコータローさんの不良性をキャッチしてましたね。」

     

     

    古市「あ、そう?(笑)」

     

     

    松本「コータローさん、目ぇヤベエんだぞって。コータローさん、ひとりでいる時、目えヤベエんだぞって(笑)。」

     

     

    一同「目ェ!(笑)」

     

     

    石原「確かに一番早くコレクターズの懐の中に入っていた(笑)。」

     

     

    古市「それからGOINGは人気が出て行ったよね。AXでも対バンしたな。」

     

     

    松本「そうですね。俺らはとにかく好きだから、常に同行はチェックしてるし、常に俺たちのことを覚えといてもらいたいということもあり、ずっと側に居ました(笑)」

     

     

    古市「俺はねえ、中澤が絵がうまい!ってエピソードが強くインプットされてるね。(笑)」

     

     

    中澤「えっ!??」

     

     

    古市「ほら、よくさ、会報?かな?楽屋でよく描いていたじゃん!」

     

     

    中澤「ああ!そうかもですね!(笑)確かに一緒にやると楽屋に顔だしてくれるのはいつもコータローさんでしたね!5分ほど居座ってくれて(笑)」

     

     

    古市「よく会話してたじゃん。」

     

     

    松本「そのへんから、よく飲みに行くようになりましたよね。通称コーちゃんの獣道!(笑)コータローさんの飲みのコースを巡るっていう。」

     

     

    古市「まず養老乃瀧のケミカル胡瓜を食うのから始めてな。(笑)その後さ、俺らがクワトロでライブやるようになってからさ、それ終わりでブクロ戻って養老行ったらさ、洋一が居て飲んでたりしたな(笑)わざわざブクロまで来て養老選んでさ(笑)あれは笑った。」

     

     

    一同「爆笑」

     

     

    松本「そん時はバンドごとを相談するとかじゃなくて、ただただ遊んでもらっていたんだよね。」

     

     

    酒の飲み方とかを教えてもらっている感じだったんだね。

     

     

    松本「まあ、そうだね。遊び方というか、所作を教えてもらってる感じだね。人生のブルースの話はまだしていなくて。変わらずライブ観に行ったり、トリビュートにも参加させてもらったり。」

     

     

    古市「そうだね。」

     

     

    松本「そこにね、俺たち誇りを感じていたんですよ。」

     

     

    (※17)ロックの学園で加藤さんと一緒に講義していたよね?

     

     

    松本「うん。あの辺から加藤さんがすげえ優しくなってきたんですよ(笑)」

     

     

    古市「あの辺からね、あの人、人間性が変わってきたよね。年取ってきてさ(笑)。」

     

     

    松本「ああ。俺、加藤さんに聞いたことあるんすよ。加藤さん、なんで俺に優しいんですか?って。」

     

     

    古市「そしたら何て?」

     

     

    松本「もう、お前らも10年やってきただろ?だからだよ、って。」

     

     

    石原「ああ、聞いてたね。」

     

     

    松本「で、その10年やったっていう履歴を経て、俺らのブルース期がやってくるんですよ(笑)」

     

     

    中澤「洋一が辞めたりね。」

     

     

    第一回目のコータローさんへの相談事はその頃に?

     

     

    松本「うん、多分したと思います。」

     

     

    古市「洋一なーあいつ面白かったよな。」

     

     

    松本「でもこんなに頻繁に会うようになったのは、言ってもここ最近ですよね?」

     

     

    古市「うん、ここ数年だね。」

     

     

    松本「そう、で、もう俺ら色々あったから、もう相談する人が、コータローさんしか居ないんですよ。俺、病気になったりしたし。」

     

     

    ああ。

     

     

    松本「事務所も辞めたいって思っているとか。で、コレクターズがその頃(※18)BOXを出してて。第一回目のBOXを。そのDVDでコータローさんが赤裸々に語ってて、もうなんかそれ観てたからコータローさんに相談するしかないなと。」

     

     

    中澤「いろんな人の相談に乗っているんですか?」

     

     

    古市「乗ってないよ!」

     

     

    松本「そうなんですね!(笑)」

     

     

    古市「でもこの前〇〇〇〇〇〇のメンバーに相談したいって言われたわ(笑)」

     

     

    松本「あ、マジすか!?(笑)」

     

     

    古市「困ったことがあったらコータローさんに聞け!って言われたとかなんとか言ってた(笑)お前らが言ったの?」

     

     

    一同「言ってないす(笑)」

     

     

    松本「そっからかなあ….。バンドの先輩っていうよりは、人生の大事な人として、誰かに泣きを入れたのが、俺、初めてて。自分の中でとても大きな存在です、コータローさん初め、コレクターズは。」

     

     

    古市「素生とサシでもあるし、中澤もいた時もあるし、石原と3人で、っていう時もあったよね。俗に言う、石原酔い事件ね。」

     

     

    松本「そう、いっさん酔っ払っちゃった事件(笑)」

     

     

    古市「久しぶりに酔ったっつって。」

     

     

    いっさんはどうしてそんなに酔っちゃったの?

     

     

    石原「…..えっと…..。」

     

     

    古市「あん時さ、おそらく、前の事務所とのケリが付いた直後だったのかな?解放された気分になっちゃったんじゃないの?」

     

     

    石原「俺、ストレスで円形脱毛症になってて(笑)。もうそのハゲも治りかかってたからさ(笑)。まさに心の解放ですね。」

     

     

    松本「金の回し方の相談、グッズの相談、権利関係の相談、俺は俺で病気の相談。バンドとしての相談…..。」

     

     

    随分するね〜(笑)

     

     

    松本「ナカザは、まあ、特に無いか….。相談事は。」

     

     

    ナカザはあんまり相談とかしないタイプっぽい。

     

     

    中澤「そー…だねえ。俺はみんなが言ってることをまず聞いて、どうしていくかを消化していくタイプかも。」

     

     

    松本「コータローさんはバンドがピンチの時、誰かに相談したんすか?」

     

     

    古市「しないね。(即答)」

     

     

    松本「もう、単独プレイで?」

     

     

    古市「うん。」

     

     

    松本「それ凄いんだよなー!」

     

     

    古市「でも流石に凹んだけどね。事務所潰れた時は。メンバー同士で会うと笑ってたけどさ、心の中ではヤバイなって思ってたよ。」

     

     

    松本「コータローさんでもヤバイなって思う時あるんですか?」

     

     

    古市「そりゃあ、あるよ。でも俺、すぐ動くからさ。早く即動いてホッとしたいタイプなんだよね。」

     

     

    松本「そこ、いい意味でのせっかちが出るんすね!」

     

     

    古市「うん。もう、とにかく動くから。んで、早くホッとして酒飲みたいからさ。」

     

     

    松本「コレクターズの、この活動を見てなかったら、俺、あの時、キツい時期、心折れてバンド続けてるかわかんないもんな。何を頼りにしていいかわかんないし、コータローさんみたいなキャラでもないし、メンバーも、そういう雰囲気のやつもいないし。一回これバラしてリセットして、さあどうする、って考えだもんな、俺。」

     

     

    古市「うん、でも良かったよ、the bandって曲出来てさ、お前ら。」

     

    今日のこの前にやってたメンバー打ち合わせで、あの背水の陣感で得たエポックさ、今後超えられないんじゃないか説、出たよね(笑)

     

     

    古市「うん、曲はね、いくらでも出来るんだろうけど、あの感じ、あのタイミングで出来るべきものが出来た実感があるってのはデカイよ。あのイントロのテンションとか特にさ。バンドの醍醐味を感じるよ。」

     

     

    松本「はい。そうですね。バンドで言うとブルーハーツとか、勿論最高なんすけど、もう居ないバンドじゃないですか。クロマニヨンズは居るけど。中坊の時から聴いてて現存しててリアルタイムで居るバンドって、コレクターズしかいないから。コレクターズは新譜でもその醍醐味を見せてくれているんで、いつも。そのフィーリングは、大事にしたいです、俺らも。」

     

     

    中澤「うん、そうだよね。」

     

     

    松本「そこに関しては、俺らはいつでもキッズで居れるんですよ。コレクターズが続けててくれるから。あの時の気持ちを持ち続けさせてくれるというか。」

     

     

    古市「わかる。」

     

     

    松本「もう俺なんて、コータローさんこの頃何歳で、何をやってたかって自分と照らし合わせちゃうんですよね。エレカシの宮本さんも似たようなこと、言ってたじゃないですか。」

     

     

    夏目漱石と照らし合わせてしまう、ってやつだ。

     

     

    古市「俺、それでいったら永ちゃんだね。(笑)」

     

     

    中澤「うんうん、年表ね。やるやる。(笑)」

     

     

    松本「そうそう。で、俺らOut Of Blueってアルバム出したじゃないですか。そのアルバムの位置付けのイメージは、コレクターズでいう、(※19)東京虫BUGSなんですよ。」

     

     

    古市「あ、ほんと?いいじゃん、それ!それはいいの出来たじゃん。」

     

     

    松本「そうなんすよ(笑)いいの出来たんすよ!でも、こっからです。こっからが長くなるな、と。(笑)」

     

     

    古市「こっから気合い入れてやって行けば、ずっと上っていけるから。」

     

     

    松本「その、言葉だよね….。(嚙み締めるように)」

     

     

    古市「レースを降りないように、どうするかっていうのをね。」

     

     

    松本「この前、(※20)美夏さんが俺の心を重くするようなこと言ってくれて(笑)。フラッと(※21)天竺に美夏さんが呑みに来たことがあって。」

     

     

    古市「うん。」

     

     

    松本「で、アルバム、超良かったって言ってくれて。今後も頑張りなよ!って話をしてくださって。」

     

     

    古市「いいじゃん。」

     

     

    松本「で、俺ら的にはこのアルバム、Out Of Blueは何しろ東京虫BUGSだと思っているから(笑)。本当死ぬ思いで作って、こうなんか、一つ何かを超えたって実感があったんですよ。これが出来たことによって。」

     

     

    古市「うんうん(笑)。アルバムって、作るの、大変よ。」

     

     

    松本「そしたら、美夏さん、”この作品最高だけど、いきなり状況が好転はしないから。今此処があんた達は踏ん張りどきだから。”って言われて、まだ踏ん張んないといけないのか〜って思って(笑)。」

     

     

    古市「ハハハハハハ〜ッ(爆笑)!」

     

     

    松本「心が重くなりました(笑)ズドーンって。何度も言うようですけど、東京虫BUGSの時って、これは手応えありだ!っていう実感あったんすか?俺らフリークにとってはあのアルバムは凄く感じたんすよ!凄いの作ってきたっていう。」

     

     

    古市「そーねぇ….、実感ねぇ….。無いかな(笑)」

     

     

    松本「ええっ!?(笑)」

     

     

    古市「ただ、次のフェーズというか、明らかに加藤くんが新しくなったって感覚はあったね。作家として。」

     

     

    松本「あの後に、すぐ状況は好転しなかったんですか?」

     

     

    古市「しないよ!するわけないじゃん(笑)まあ、野音はなんとか売れ切れたけどね。あれ、売れ切れたのかな?(笑)でもまあ、なんとかカタチにはなったからさ。」

     

     

    中澤「はあはあ。」

     

     

    古市「でもツアーの入りは最悪だね(笑)」

     

     

    松本「最悪すか?(笑)」

     

     

    古市「最悪だね(笑)。アレは独立した辺りだったね。」

     

     

    松本「もう今、早速自分に照らし合わせてる(笑)」

     

     

    古市「(笑)でもまあ、しょうがないよ。アルバム出してさ、今、久しぶりにツアー回っているわけじゃん(この対談が行われた時はまだOut Of Blue ツアー中。)でさ、急にさ、良いアルバム出したからって、すぐに良い時には戻らないよ。そこだけは焦っちゃダメ。続けてナンボよ。」

     

     

    松本「そうですよね。」

     

     

    古市「しかも、昔から応援してくれている人たちに対して、帰ってきてくれ!っていうのでもなくさ、新しい人たちに….うーん、それもまあ必要だけどな、もう、どこに向けて訴えるってことでもない気がするけどな。」

     

     

    松本「はあはあ!(頷きながら)」

     

     

    古市「もう、自分たちのためにやるぐらいの気持ちでいいんだと思う。」

     

     

    松本「はい。わかります!」

     

     

    古市「あんまり狙っちゃいけないんだと思う。」

     

     

    一同「そうだ。まさにそれだ。今日イチ、これだ!」

     

     

    締まっちゃったね(笑)。

     

     

    松本「確かになあ〜。長い戦いになるなあ〜。(笑)」

     

     

    古市「でもそういう厳しく辛いところも、絶対楽しみながら、味わった方がいいよ。」

     

     

    松本「まさにです!」

     

     

    古市「例えば子育てもそうでさ、4歳の子ってさ、凄い可愛いじゃん。でもその時ってその可愛さに気づかないじゃん、なかなか。育てる上での大変なことばかりが先行しちゃってさ。それって絶対勿体ないじゃん。」

     

     

    松本「なるほど!(笑)分かりやすい(笑)。」

     

     

    古市「うん、例えばね(笑)。ほら、道とかでさ、4歳の子にさ怒ってる親とか見るとさ、バカッ!そんな怒んな!って思うもん(笑)」

     

     

    一同「爆笑」

     

     

    古市「今しかねんだぞっ!って(笑)。お前がどんだけ今幸せかわかってんのかっ!って言いたくなる。(笑)」

     

     

    中澤「わかんないんですよねぇ….その最中は(笑)」

     

    しかしアレだねぇ。我々も年取ってなんだかシンプルな話題と結論に至ることが多いねー(笑)

     

     

    古市「うん。もうさ、シンプルでいいと思うのよ。これから先はさ。バンドも。もう10年分の脂がノッてるわけだしさ。状況を楽しみながら。」

     

     

    松本「実際、今コレクターズのお客さん、例えばカムバックしてきてるお客さんも居るはずじゃないですか。」

     

     

    古市「うん、居るだろうね。」

     

     

    松本「やっぱお客さんも、自分自身の人生をバンドに照らし合わせたりするんですかね?一緒にコレクターズと生きて、バンドに我を見る、とか。コレクターズ、まだこんなに頑張ってるわあ、輝いてるわぁって。」

     

     

    古市「あんまりないんじゃない?むしろ子育ても終えて遊びに来れる時間が出来たんじゃないかな。あいつら頑張ってるな、っていう目線は少ないんじゃないかな。」

     

     

    松本「そっかあ。」

     

     

    古市「いや勿論、居るは居るだろうけど。」

     

     

    でも今、コレクターズのライブは若いお客さん、とても多いですよね。可愛い女の子も沢山居るし。

     

     

    古市「そうだね。」

     

     

    おこがましい言い方だけど、やっぱりいい作品、いい曲を作るっていうのは、至極当然のことでさ。言葉悪いかもだけど、最低限のことというか。

     

     

    松本「うんうん。」

     

     

    その最低限をベースに何を魅せるか、だと思うんだよね。プラスαを。イチ娯楽として。そのプラスαがコレクターズには確実にあった。

     

     

    松本「そうだね。(※22)ポッドキャストしかりね。でも最初からコレクターズは面白かった。(※23)NACK5のMIDNIGHT ROCK CITYの頃から。」

     

     

    中澤「MIDNIGHT ROCK CITY!!」

     

     

    松本「アルバム出すからプロモーションだって言ってるのに、コータローさんラジオ出てきたかと思ったら、宇宙の話しかしないし(笑)。もう本当UFOの話しかしない(笑)。完全、話の内容はムー(笑)」

     

     

    古市「ムー!(笑)....まあ、過去のデータってのは、もう宛にはならないよ。」

     

     

    中澤「だよなー。俺ら、こっからだな!根性見せていくのは。」

     

     

    松本「そう。こんな流れだからさ、もう全方位全肯定の一発目はコレクターズしか考えられないのよ。」

     

     

    石原「本当、そう。」

     

     

    松本「うん。俺、曽我部さんの影響もデカいんだけど、自分に置き換えてみると、兎に角、バンド、ロックンロールバンドってものにこだわりがあるんですよ。その一個の集合体にこだわりがある。今もずっと休むことなく現存してて、なおかつカッコイイ!ってのがまずコレクターズにはあるから。俺もこう在りたいって思う。」

     

     

    中澤「うん、やっぱり楽曲がバンドの命ではあるんだけどさ、それだけではなんか、追いかける気持ちにならないというか、年齢の所為かもしれないけど、そのやってる人の人間性、生き方、考え方、それ込みじゃないとなかなかそんな風には思えなくはなってきてるね。」

     

     

    古市「GOING3人になってるじゃん。ウチも正式メンバー3人って所あるけどさ、GOINGは絶対3人だけのまま進んで行ったほうがほうがいいよ。」

     

     

    松本「コータローさん、それ言いますよね(笑)」

     

     

    中澤「俺もそう思うな。」

     

     

    古市「絶対ダメ。3人以外は。まだ桶川の奴らが残って頑張ってるっていうことが大きな意味を成すからね。」

     

     

    松本「価値ですか?」

     

     

    古市「大きな価値だよ。お前らは他を正式メンバーを認めちゃダメなバンドなんだよ。仮にさ、最終的に素生がひとりになってもGOING UNDER GROUNDを名乗らないとダメなんだよ。それって俺から見ると羨ましい話なんだよ。出来ないもん、やりたくても。」

     

     

    松本「じゃあ、次の目標はツアーの移動を新幹線移動に戻すってことだな(笑)。」

     

     

    中澤「ちっちゃ!(笑)」

     

     

    古市「そういうちっちゃい目標も大事だよ(笑)。もうお前らも辞めずに最後までやんないとだな、此処まで来たら!」

     

     

    松本「はい!もちろん、やります!とにかく、全方位全肯定では恩返しだと思って、コレクターズに負けないくらいの、良いライブをやります。」

     

     

    古市「よろしく!」

     

    ※1 ココナッツディスク吉祥寺店….武蔵野市吉祥寺にあるレコード店。中古盤は勿論、全国流通していないインディーシーンのバンドの音源にも力を入れいる。名物店長として名高いヤジーこと矢島さんが居る店。ミツメ、スカート、ヨギーニューウェーブなど東京インディーと呼ばれるシーンの火付け役になったバンドも、この店舗から発信されていった。

     

     

    ※2 BABY! 国道17号を飛ばしてきたぜ!....埼玉から音楽界を盛り上げていこう!の大義のもと企画されたGOINGとコレクターズの2マンイベント冠。2009年以降開催されていない。

     

     

    ※3 くるまやラーメン….東京都足立区に本社があるラーメンチェーン店。主に国道沿いに店舗を構えており、車社会の中で機能的な展開を見せる。ネギ辛味噌ラーメンの味は秀逸。まさに国道の味。

     

     

    ※4 北上….岩手県北上市。東京生まれ東京育ちであった古市コータローであったが、14歳で両親を亡くした後、親戚の家に引き取られ、移り住んだ地。

     

     

    ※5 自伝….2014年に発刊された、古市コータローの自伝「お前のブルースを聴かせてくれ」。古市の壮絶且つ痛快な生き様が記された必読の書。タワーレコード限定発売でロングセラー中。

     

     

    ※6 BIKE….THE BIKE。加藤ひさしがザ・コレクターズ結成前に組んでいた3ピースバンド。メンバーはボーカル・ベースが加藤、ギター三村直輝、ドラム斉藤清。84年にドラムがリンゴ田巻に交代。コレクターズの前身バンド。この頃、加藤がブルーハーツのベーシストとして誘われていて悩み吹けるというエピソードがある。

     

     

    ※7 よういっさん….伊藤洋一。元GOING UNDER GROUNDキーボーディスト。松本、中澤、石原と中学の同級生。2009年脱退。

     

     

    ※8 Attack of mushroom people!….ミントサウンドより87年にリリースされた名作コンピレーション・アルバム。80S'ネオGSムーヴメントを代表する全16組のバンドのレア音源を収録。コレクターズによるJAPANESE MODSアンセム「 僕はコレクター」、ストライクスによる「LITTLE SHIMMY BROWN」、チーズのスクーターズ「東京ディスコナイト」「恋のダンスホール」、オリジナル・ラブの前身バンド、レッド・カーテンの激レア音源も収録。

     

     

    ※9 前身バンド….ブルーハーツ結成前、甲本ヒロトはコーツ、真島昌利はブレイカーズといったMODSバンドを結成しており、東京モッズシーンの中では突出した存在であった。コーツはパンク寄り、ブレイカーズはマージービート寄りのサウンドだった。

     

     

    ※10 エレクトリック・グラス・バルーン….現在DJとして活動中のSUGIURUMINが90年代に率いていたギターロックバンド。

     

     

    ※11 HERE TODAY….松本、中澤、石原が青春の一枚に選ぶ、ザ・コレクターズ1997年リリースの10枚目のアルバム。

     

     

    ※12 LIVING FOUR KICKS….98年リリース。コレクターズの原点とも言えるライヴの模様を惜しみなく収録した2枚組アルバム。リッケンバッカーに愛された男、古市コータローのギターサウンドがダイレクトに刻まれている。

     

     

    ※13 下北の251….正式名称は「トゥーファイブワン」通称「ニーゴーイチ」。下北沢にあるライブハウス。1993年開店。

     

     

    ※14 Logos….DRUM Logos。福岡のライブハウス。ゼップ福岡に次ぐオオバコのライブハウス。ロックの歴史と共に歩んできた名所。

     

     

    ※15 ウエケン….上田ケンジ。ベーシスト、作曲家、音楽プロデューサー。KENZI&THE TRIPS、the PILLOWSの元ベーシスト。初期GOING UNDER GROUNDのレーベルオーナーでもありプロデューサーであった。

     

     

    ※16 曽我部現象….曽我部恵一。サニーデイサービスのボーカル&ギター。松本が多大なる影響を受け、尊敬している音楽家。

     

     

    ※17 ロックの学園….神奈川県三浦市の廃校を舞台に開催されるイベントを中心にNHKなどのテレビ番組及びラジオ番組。ロックの授業の教諭として加藤ひさしが登壇する際に松本素生が日直として補佐をしていた。

     

     

    ※18 BOX….20th ANNIVERSARY DVD BOX ALL MOD GEAR 1986−2006。2006年リリース。結成20周年を記念してリリースされたBOX SET。インディーズ~テイチク~コロムビア時代までの全てを凝縮したDVD BOXが完全限定生産で発売。

     

     

    ※19 東京虫BUGS….ひしめくコレクターズのキャリアの中でも名盤と名高い、2007年リリースのコレクターズ通算16枚目のアルバム。

     

     

    ※20 佐々木美夏….音楽ライター。コレクターズはもちろん、GOINGをデビュー前から知る、旧知の仲。猫好きで酒好きでビートルズ・マニア。ライター仕事は邦楽メイン。著書に「14歳」シリーズ「ミュージシャンと猫」シリーズなどがある。

     

     

    ※21 天竺….BAR天竺。松本素生が渋谷2丁目で運営する酒場。看板ドリンクは古市コータロープロデュースの飲み物「東京NO.1チューハイ」「下町ハイボール」。渋谷でこれらが飲めるのは此処のみ。

     

     

    ※22 ポッドキャスト….池袋交差点24時。加藤ひさしと古市コータローがお送りする、毎月40万ダウンロードという天文学的数字を叩き出すモンスターポッドキャスト番組。音楽ファンにみならず、音楽業界、ミュージシャンとたくさんのリスナーがいる。(この時のリスナーの呼び名はP)聞く者を即座に中毒化へといざなう。

     

         

    ※23 NACK5のMIDNIGHT ROCK CITY….埼玉県のFM放送内番組。1990年から2001年まで放送。1995年から1996年まで加藤ひさしが月曜日のパーソナリティーを務めた。